ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドロームは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。
進行すると日常生活にも支障が生じ、介護が必要になるリスクが高くなります。
要支援になった原因の第一位は「運動器の障害」であるという調査結果※もでています。
(出典)ロコモ チャレンジ!推進協議会
ロコモシンドロームの概念図
※加齢に伴う筋量・筋力の低下のこと。「加齢性筋肉減少症」ともいいます。
(出典)ロコモ チャレンジ!推進協議会
ロコモティブシンドロームに関係する要因や症状
健康な状態 |
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活動量の低下
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運動器の故障 |
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やせ過ぎと肥満
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腰痛/膝痛 |
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痛みやだるさの放置
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運動器疾患の予兆を放置することによる重篤化 |
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活動量の低下
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疾患による要支援・要介護リスク上昇 |
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運動器疾患の発症
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要支援・要介護 |
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外出がおっくうに…
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(出典)ロコモ チャレンジ!推進協議会
7つのロコチェック
7つのロコチェックでロコモかどうか簡単に確かめることができます。
7項目は全て、骨・関節・筋肉などの運動器が衰えているサインを示します。1つでも当てはまればロコモの心配があります。ぜひ一度確かめてみましょう。
7つのロコチェック
片脚立ちで靴下がはけない
家の中でつまずいたり、すべったりする
階段を上がるのに手すりが必要である
家のやや重い仕事が困難である
2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
15分くらい続けて歩くことができない
横断歩道を青信号で渡りきれない
(出典)ロコモ チャレンジ!推進協議会
ロコモ度テストを実践してみよう
「ロコモ度テスト」は、移動機能※を確認するためのテストで、3つのテストから成っています。定期的に移動機能の状態をチェックしましょう。
※移動機能とは、立つ・歩く・走る・座るなど、日常生活に必要な“身体の移動に関わる機能”のことです。
(出典)ロコモ チャレンジ!推進協議会
ロコモ度判定方法
現在の移動機能の状態からロコモティブシンドロームの段階を調べます。「ロコモ度テスト」の結果から確認できます。
ロコトレ
ロコモにはレベルがあり、どれくらい歩けるかによってわかります。十分に歩ける人と、よく歩けない人では、ロコトレのやり方も違います。自分に合った安全な方法で、まず「片脚立ち」と「スクワット」を始めましょう。
(出典)ロコモ チャレンジ!推進協議会